【テンプレ有】英検準２級の英作文（ライティング）の対策法や予想問題は？

英検準２級の英作文（ライティング）の内容

準２級のライティング問題では、質問に対して50~60語の英文で２つの英文で英作文をします。

英作文（ライティング）の例題

● あなたは，外国人の知り合いから以下の QUESTION をされました。
● QUESTION について，あなたの意見とその理由を２つ英文で書きなさい。
● 語数の目安は５０語～６０語です。
● 解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は，０点と採点されることが
あります。QUESTION をよく読んでから答えてください。

QUESTION
Do you think it is a good idea to study while listening to music?
（あなたは音楽を聴いている時に勉強するのは良いアイデアだと思いますか）

解答例を紹介します。

解答例

Yes, I believe studying with music can be beneficial. Music can create a positive atmosphere, enhance mood, and help with concentration. However, it’s crucial to choose instrumental or low-tempo genres to avoid distraction. Personal preferences vary, so finding the right balance is key to effective studying.

傾向・よく出るトピック

英検準２級の英作文で与えられている質問には、学校生活や身の回りの製品サービスについてなど日常生活に関連した内容が多いのが特徴です。

実体験を中心に考えて、自分の意見と理由を持てるようにしていきましょう。

英検準２級の英作文（ライティング）の採点基準

英検の英作文（ライティング）は次の４つの採点基準で採点されています。

1. 内容（課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか）
2. 構成（英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか）
3. 語彙（課題に相応しい語彙を正しく使えているか）
4. 文法（文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか）

内容

賛成や反対など自分の意見が決まったら、その理由を初めて読む人にも分かるように書くことが大切です。

また、トピックと自分が書いた理由がズレていないかに気をつけることも重要です。

例えば、授業中でスマホを使うべきでないという意見で書く際に、学校での使用ではなくただ「スマホを使うデメリット」だけ書いてしまっていませんか？

問われているトピックに対して正確に答えられているか注意しましょう。

構成

ライティングを書く上で、自分の意見と理由を伝える効果的な構成があります。 「First, / Second, / Therefore,」など適切な接続詞を用いて段落分けが出来ているかに注意しましょう。

正しい形式で書くことが出来ておらず、1つ目の理由と2つ目の理由の区別が付けられないような文章になってしまう場合に減点されるので注意しましょう。

語彙

準２級の単語帳で学習した単語や学校や授業で習った単語を正確に使いましょう。 難しい単語を使える力より正しい綴りや使い方ができるかが評価されます。

また、特に減点されやすいのは「スペルミスがあった時」や「同じ単語を繰り返し使用している時」です。

文法

まずは、文章の構成として「主語・述語」が用いられており、

SVOC

の順序が乱れていないかが重要です。 自分の言いたいことを正しい語順で表現できているか注意しましょう。

また、時制（現在形か過去形か現在進行形かなど）や３単現のS（３人称・単数・現在形の時は動詞にsを付ける）といった基本的な文法事項を間違えてしまうと減点されるため注意しましょう。

その他　減点になりやすい内容

複数回に渡ってスペルミスをしてしまう場合減点される可能性があります。 特に、4回以上スペルミスがあると大きく減点される恐れがありますので気をつけましょう。

英検準２級の英作文（ライティング）の配点・合格点

英検準２級のライティングは、上記で解説した内容、構成、語彙、文法の４つの採点基準で採点されます。

この４つの観点が各４点満点、合計16点満点となります。この点数がCSEスコアに換算されます。

配点

英検準２級は、各技能（リーディング・ライティング・リーディング・スピーキング）の満点スコアは各600となります。

合格点

英検準２級の合格点の目安は１２点です。ライティングはCSEスコアへの影響が大きいので、８割は取りたいです。

英検準２級の英作文（ライティング）の勉強法

過去問の解き方

ライティング問題で合格点を取るために、過去問に複数回挑戦して色々な質問ついて意見をかけるようにしましょう。 少なくとも6回分以上の質問について英作文を書いてみましょう。

演習をする際は、必ず見直しをするように心がけましょう。 スペルミスや文法ミスなどを事前に防げるよう、英文を書き上げた後は必ず自分の英文を見直しましょう。

また、模範回答と自分の回答を比べることも重要です。 模範回答に比べて自分の書いた理由が十分に説明できているかはもちろん、これからの英作文に活用できる表現を模範解答がら学習していきましょう。

採点のやり方

ライティングの採点方法は、自分で出来る部分と他者に見てもらう事の方が有効な部分があります。
適切な接続詞を用いて正しい構成で記述できているかは自分で確認しましょう。

一方で、語彙や文法、内容についても自分で十分見直しを行うことも重要ですが、他者から確認してもらうことで初めて気づけるポイントも非常に多いです。したがって、学校や塾の先生に確認してもらうようにしましょう。

予想問題

予想問題１

● あなたは，外国人の知り合いから以下の QUESTION をされました。
● QUESTION について，あなたの意見とその理由を２つ英文で書きなさい。
● 語数の目安は５０語～６０語です。
● 解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は，０点と採点されることが
あります。QUESTION をよく読んでから答えてください。

QUESTION
Do you think it is a good idea to study while listening to music?

予想問題2

● あなたは，外国人の知り合いから以下の QUESTION をされました。
● QUESTION について，あなたの意見とその理由を２つ英文で書きなさい。
● 語数の目安は５０語～６０語です。
● 解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は，０点と採点されることが
あります。QUESTION をよく読んでから答えてください。

QUESTION
Do you think there will be more shops at train stations in the future?

高得点する解き方のコツ

英作文で高得点するための一番の近道は、おすすめの構成（テンプレート）を暗記して試験を受けることです。テンプレートを暗記していくことで

• 英作文にかける時間を短くすることができる
• 文字数をある程度稼ぐことができる
• 自分で考えた文章が減るので、ミスが減り減点を少なくできる

といったメリットがあります。

おすすめの構成（テンプレート）

英検準2級の英作文は①序論②本論③結論の構成で記述するよう心がけましょう。

まず序論では、質問に対して、賛成か反対かを示します。

⚫︎回答テンプレ
・Yes, I think so. / No, I don’t think so.
・I think that （質問の内容）/ I don’t think that （質問の内容）

本論で自分が賛成・反対の意見を持つ理由を示します。

また、その理由について補足説明をするためにそれぞれ1,2文程度加えると良いでしょう。

⚫︎回答テンプレ
First, （1つ目の理由）. (補足説明の文). Second,（2つ目の理由）. （補足説明の文）

結論では最後に、改めて賛成・反対の立場を明確に示しましょう。 「Therefore,（=したがって）」や「For these reasons, （=これらの理由から）」などの接続詞を使う事が好ましいです。

⚫︎回答テンプレ
Therefore,（質問の内容）.

考え方

実際に、テンプレートを使って書いた合格者の回答を見てみましょう。

①序論
No, I don’t think so. （5words）
（いいえ、私はそう思いません）

②本論
First, we can’t concentrate on study if we listen to music. It’s hard for us to do two things at the same time. （23words）
（まず、音楽を聴いていると勉強に集中できません。同時に2つのことをするのは難しいです。）

Second, the environment is different from when you take the test. It is important to study the same way you would when solving a test. （25words）
（第二に、テストを受ける時とは環境が違います。テストを解くときと同じように勉強することが大切です。）

③結論
Therefore, it is a good idea to study while listening to music. （12words）
（したがって、音楽を聴きながら勉強するのはいい考えです。）

［合計：65words］

使える表現・決まり文句

使える表現や、決まり文句のように使える表現を紹介します。

序論では、
［賛成・反対の立場を示す時］
・Yes, I think so. / No, I don’t think so.
・I think that （質問の内容）/ I don’t think that （質問の内容）
［理由の数を明記する時］
・I have ～ reasons.

・There are ～ reasons.

本論では、
［理由を述べ始める時］
・First, 

・The first reason is～ , 
The second reason is～
［その他の使うと便利な表現］
・Also（また）
・In addition（加えて）
・For example,
 （例えば）
・In other words（言い換えると）
・So,


結論では
［それまでの理由を元にまとめる時］
・Therefore,
・For these reasons,

書くときのコツ

書くときに最も大切なコツは、あなたが知っている英単語で表現できる内容を考えることです。 そのため、言いたいことを伝えるために準２級レベル以上に難しい単語を覚えなくても大丈夫です。

アイデアを思いつかない場合は？

なかなか理由が思いつかなくて時間がかかってしまうこともあります。 そうした時には、以下の方法を実践してみましょう。

１つは見方を変えてみることです。なかなか理由を思いつかない時の原因として、同じような理由ばかりが浮かんでしまう事があります。 そうした際には、視点をガラッと変えて考えてみましょう。

そして、日頃からニュースを見た時に自分の意見を持つようにしましょう。アイディアを出すのが難しく感じる時は、意見を持つ練習をする事が有効です。

英作文を書いた後の見直し

見直しは書いている間に気づけなかったスペルミスや、内容の矛盾などを見つけ出すためにとても重要です。 見直しする際に意識するべき文法的なミスを３点、 内容的なミスを３点紹介します。

文法的なミス

冠詞のミス

当たり前の部分ですが、意外とミスの多いポイントでもあります。

× I saw a ant.
⚪︎ I saw an ant.

単数・複数のミス

また、単数複数のミスも見られがちです。

× He can read many book.
⚪︎He can read many books.

数えられる名詞（可算名詞）には必ず”s”をつけましょう。

スペルミス

スペルミスに気をつけて英単語を覚えるようにしましょう。

× campany
⚪︎company

といったように、”a”と”o”を混同するなどのスペルミスがないか注意を払いましょう。

時制のミス

文法の知識が曖昧だと、自制でミスをしてしまう可能性があります。現在形や過去形、未来形、現在進行形などを適切に使えているのかに注意しましょう。

× My foreigners has come to stay two days ago.
⚪︎ My foreigners came to stay two days ago.

「2年前に」という時間を限定する表現に「現在完了形」を用いることはできません。 「過去形」を用いることが適切です。

内容的なミス

TOPICで示された問いの答えになっていない

TOPICで示された問いに対して的確に答えましょう。実際に、悪い例を示します。

QUESTION
Do you think high school students spend too much time watching TV?
(あなたは高校生があまりにも多くの時間をテレビを見ることに費やしていると思いますか。)

という問題に対して

× TV has a lot of interesting programs.
⚪︎ Watching too much TV reduces study time.

1つ目の文は学生がテレビを見すぎることではなく、テレビの魅力自体について書いてしまっています。 TOPICに示された問いに直接答えられているかに注意しましょう。

理由に対する説明や補足がない

理由に対する説明や補足が無いとあなたの意見に説得力を持たせる事ができません。 必ず説明や補足を述べるようにしましょう。

I do not think hospitals should be open on weekends. I have two reasons.

First, workers at hospitals need enough time to relax on weekends.

Second, weekends are good chances for families to spend time together.

関係のない内容が含まれている

字数稼ぎをするあまり、関係の無い内容を書いてしまうことがあります。悪い例を次に示します。

I do not think hospitals should be open on weekends. I have two reasons.

First, workers at hospitals need enough time to relax on weekends. The number of people infected with coronaviruses is increasing.
（まず、病院で働く人々には週末にリラックスする時間が必要です。コロナウイルスの感染者は増加の一途をたどっています。）

あなたの意見や理由と関係のない内容が含まれていないか必ず確認するようにしましょう。