英検4級に1発合格したいけれど、何をすればいいんだろう?
合格者の勉強法や、おすすめ参考書が知りたいな!
この記事では、英検4級の合格者が
・英検4級の概要
・おすすめ参考書
・単語・文法の勉強法
・リーディングの勉強法
・リスニングの勉強法
・面接(スピーキング)の対策法
・合格者が教える解き方
など、紹介しているからバッチリ対策できるね!
英検4級の概要
英検4級の
・レベル・内容
・英検級との違い
・合格ライン・合格率
・受かる人の特徴
などについてはこちらで解説しているよ!
英検4級の勉強法・対策法
ここから、英検の単語・文法・ライティング・リーディング・リスニング・スピーキングの勉強法を徹底解説していくよ!
わーい!しっかり記事を読んで絶対に合格してやる〜!
単語の勉強法
英検4級のレベルは中学2年生相当まで上がります。5級は英語初学者レベル , 4級で中学中級レベルといった感じです。また、必要単語数は準2級に比べて600語増えます。
5級=約600語 , 4級=約1,200語
次の単語は頻出だから、ちゃんと覚えて出題されたらわかるようにしようね!
頻出英単語
- water水
- lake池
- practice練習
- grandfather祖父
- member一員
- pollution汚染
- realize気付く
- produce生産する
- support支持する、支える
- solve解決する
熟語もバッチリ覚えよう!
頻出英熟語
- a lot of~ たくさんの〜
- be good at A Aが得意である
- make friends with~ と親しくなる、〜と友達になる
- be happy to do 喜んで[快く]〜する
- be kind to ~ 〜に親切にする
- for example例えば
- for a long time長い間
- in the future将来
- be afraid of ~ 〜を恐れる
- be satisfied with ~ 〜に満足している
おすすめ単語帳
おすすめの単語帳は「出る準パス単4級」 です。こちらの参考書は英検対策専用の教材になります。 単語や熟語は出る度ABCという枠組みで、出題されやすい語彙から対策ができます。
音声アプリ付きで、リスニング対策として発音も確認することも可能です。
英単語の覚え方・コツ
『1単語1秒』学習法というものを試してみましょう!
『1単語1秒』学習法 ポイント
『1単語1秒』ルールで単語とその意味を声に出して読み上げる(例:last 続く、affect 影響する、claim 主張する…) 声に出すことで「視覚」と「聴覚」をフルに使って効果的に単語を身につけられます。
例えば、「Apple=リンゴ」という訳はすぐ思い浮かびませんか? 基本的に、多くの英文を扱う必要がある英検では1つの単語の意味が5秒以内に分からなければ解き切ることは難しいです。
毎日決まった語数を繰り返し学習して、覚え切るまでスピードを大切に周回しましょう。また、単語を覚えるコツは『たくさん繰り返し目を通す』ことです。
単語を長期的に暗記するために、最も大切なのはその単語を思い返す回数です。 1日に何度も繰り返し読み上げることで効果的に暗記していきましょう。
おすすめ英単語アプリ
おすすめの英単語アプリは「英語の友」です。これは、出る準パス単や過去問などを出版する旺文社が提供する英検対策アプリです。
200冊以上のリスニング教材が登録されており、ダウンロードした教材はオフラインでも再生することができます。 スロー再生や高速再生など多機能が搭載されており、効率的に対策を進めることができます。
文法の勉強法
英検4級に求められる文法力を鍛えるために以下の対策が有効です。
- 学校や塾で扱う文法を復習する
英検対策を行う上で文法学習も重要ですが、直接的に知識が問われる単語学習の方が優先順位は高いと言えます。 学校や塾の授業で学習する文法知識について、仕組みを理解して内容を暗記できるよう復習を繰り返しましょう。 - 文法学習用の教材で演習を行う
基本的な文法事項を網羅した教材を用いて、問題演習と文法事項の理解作業を繰り返しましょう。
おすすめ参考書
おすすめ参考書は「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」です。 文法事項を初級レベルから学習できる教材です。 難しい文法事項がゼロから分かりやすく解説されているため、1つ1つ理解を深めながら定着を図ることができます。
また、暗記事項も重要度が高い部分のみに絞られているため、効率的に基礎力を上げることができます。 英語長文でうまく訳せる文章がなかなかない方や、ライティングで伝えたいことを英語にする時にどう書いたら良いか悩むことが多い方にお勧めです。
リーディングの勉強法
英検4級のリーディングに求められる力は中学2年生程度の英語力です。
出題形式や内容が、より実用的になり、身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。 英語を用いた簡単な評論文やEメールでのやり取りを理解する力が求められます。
おすすめ勉強法
英文を読む上で重要になるのが「正しく読む力」です。 「正しく読む力」を鍛えるために、まず4級レベルの単語や文法知識を定着させることが大切です。
また、毎回の演習を振り返る際には、訳せない文をどう読解するか分かるまでしっかりと復習しましょう。
解き終わった後には、正しい訳と自分が考えた訳を照らし合わせて、先生や友達にいつ聞かれても正しい訳を説明できるようにしましょう。 そうした基礎知識の定着と読解経験の蓄積が非常に重要です。
リスニングの勉強法
英検4級のリスニングに求められる力は中学2年生程度です。 英語による簡単な会話を理解できるレベルのリスニング力が求められます。
おすすめ勉強法
リスニング問題では、英語を読むリーディングとは異なり、音声のみで英語を理解する能力が求められます。
ここから解説する3ステップで、リスニング力向上を目指しましょう!
1.シャドーイング学習法で聞くことに慣れる
シャドーイング学習法で「聞く」ことに慣れましょう。リスニングで最も重要な能力は、「放送される英文を正確に聞き取る力」です。 この力を向上させるために毎日シャドーイング学習法を実践しましょう。
2.問題を解く際の正しい順序に慣れる
リスニング問題では、選択肢を選ぶ際に悩みすぎて次に放送される音声に対応できないような場合もあります。 ミスによって失点を招かないように、以下の順序で回答できるように心がけましょう。
- 放送前に次の問題の問題文(できたら選択肢まで)目を通す。
- 問題文の内容を意識しながら、放送英文を聞くことだけに集中する
- 放送英文と問題文の内容を元に、(なるべく早く)正しい選択肢を選択する
- 次の問題の放送前に問題文(できたら選択肢まで)目を通す。
3.放送英文を活用して復習する
間違えてしまった問題を復習する際(特に、よく聞き取れなかった問題がある場合)には、以下の手順を心がけましょう。
- 間違えた問題の音声を聞き直す
- 聞き取れない部分があったら音声を即停止する
- 放送英文(スクリプト)を確認して聞き取れなかった箇所を特定する
聞き取れなかった箇所の英文を読めばわかる場合は、「聞く」過程に原因があるのでシャドーイングを繰り返して英語特有の発音に慣れていきましょう!
相佐先生! 英文を読んでもわからない場合はどうすればいいでしょうか?
その場合は、知識面や読解面で課題があるため、再度単語や読解を復習するようにしてください!
問題の解き方
大問1(語句の空所補充)
第1問では、「英単語・熟語の定着」と「基本的な英文を正確に和訳する事ができるか」が重要になります。 第1問はリーディング技能全体の問題数の43%を占める問題です。
しかしながら、リーディング問題よりも1問あたりの得点が低いことが予想されるため、効率よく回答する必要があります。 そのために、まず重要になるのが「単語力」です。
英検4級合格に必要な英単語は約1,200語であり、代表的な単語帳であるパス単2級には必須単語として700語掲載されています。 これらの単語について意味や品詞、スペルを覚えられるようコツコツと単語学習をしましょう。
そして、1つ1つの単語を5秒以内に意味が答えられる状態まで仕上げることが望ましいです。 また、もう1つ重要になるのが「基本的な英文を読解する能力」です。
単語熟語問題の空欄を埋めるためには、空欄を含む英文を正確に和訳することが重要です。
例文
James wants to talk about his favorite food at the speech ( )next week.A: I can’t study tonight. I’m too ( ).
B: David, you have a big test tomorrow. Please study a little before you go to bed.
和訳できたかなー?下に和訳を載せているよ!
ジェームズは来週( )スピーチで自分の好きな食べ物について話したいそうです。
A: 今夜は勉強できません。私はとても( )
B: デビッド、明日は大きなテストがあるんだよ。寝る前に少し勉強しなさい。
長文問題と同様に、これらの英文に対して正しい解釈ができていたのかについても十分な振り返りを行います。
大問2(文の空所補充)
第2問題では、「文脈を正確に把握する力」が試されます。 二人の登場人物の会話を聞いて、最後のセリフとして適切な短文を選択する問題です。
会話文全体を読み込んで全体の要旨を掴むことですが、特に注意する必要があるのは空欄の前後にある文です。
対策を進める中で、空欄の前後の文章を読むだけで正しい選択肢を導けるような問題も出てくるほど重要な項目になります。 正しい選択肢を選ぶ際には、前後の文脈から最もよく当てはまる文章を考えるようにしましょう。
大問3(短文の語句整序)
第3問では、「英文の正しい順序を把握できるか」が重要になります。 主語・動詞・目的語・補語がそれぞれどの単語に当たるのかを整理して回答しましょう。
また、単語毎でセットになる部分や繋がる部分をまとめることも有効な解法です。
例題
私が帰宅した時、兄はメールを書いていました。
( )( )( )( )( ) when I came home.①E-mail ②was ③my brother ④writing ⑤an
まず、文章を構成する基本的な要素である「主語」と「動詞」から考えます。 今回の問題では、
主語=③my brother
動詞=②was④writing(過去進行形)
になります。 上記のように、②と④で過去進行形になるまとまりで考えることが大切です。 次に、目的語や補語について考えます。 「メールを書いていた」という訳なので、ここでは
目的語=⑤an①E-mail
になります。 ここでも、冠詞の⑤anと名詞の①E-mailをセットで考えることが重要です。
第4問(内容一致)
第4問では、「本文の内容を正確に掴む力」と「問われている内容に対して該当箇所を正確に見つける力」が重要になります。 これらの力を身につけるために、毎日本文の音読を行うことをお勧めします。
音読をする際には、
・事前にわからない単語や訳せない文章は確認すること
・自分が内容を理解できる速度は決して超えないこと
に気をつけましょう。
また、効率的に回答を終えるためには以下の手順で解き進めることがお勧めです。
- 問題文に目を通す
問題文を確認して、どのような内容が聞かれるのかを念頭に本文を読めるようにしましょう。 - 本文を読みこむ
先ほど確認した問われる内容を意識しながら本文を読解しましょう。 問題文の内容と重なる箇所が見つかったら重点的に読み込んで、正しい選択肢を導きましょう。
さらに、早く正確に解き進めるために、注目すべきポイントを意識することが大切です。 本文を読むときは問題文にある固有名詞や数字などキーワードが出て来ないかに注意して、メリハリをつけて読み進めることが効果的です。