英検4級ってどれくらいのレベルなんだろう?5級とは何が違うのかな?
合格率ってどれくらい?
この記事では、英検4級の合格者が
・英検4級のレベル・内容
・英検5級との違い
・合格ライン・合格率
・受かる人の特徴
・英検4級の試験内容
・対策方法・過去問
など、紹介しているからバッチリ対策できるね!
英検4級のレベル・合格率
公式ページによると英検5級は、英語の学習を始めて最初の目標となる級で、初歩的な英語を理解することができ、それを使って表現するレベルとして位置付けられてい明
レベルはおよそ中学初級程度とされています。
英検5級との違い
英検4級と英検5級との違いでは
- レベルは中学2年生相当まで上がる 5級=英語初学者レベル , 4級=中学中級レベル
- 出題形式や内容がより実用的になり、身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
- 合格率は4級に比べて1割減少します。
- 必要単語数は5級に比べて600語増えます。 5級=約600語 , 4級=約1,200語
といったことが挙げられます。
CEFR・TOIECとの換算
英検をCEFR・TOIECに換算できるのは3級からなので、英検4級を換算することができません。上に、英検公式が出している表を示しました。
英検4級の合格率
英検4級の合格率は約70%と言われています。英検5級の合格率が約80%ですから少し合格率が下がります。
1クラスが30人とすると、21人くらいが合格することになりますね!
英検4級の合格点(合格ライン)
4級の合否結果は、5級同様に1次試験の結果のみで決まります。 1次試験(リーディング500点満点・リスニング500点満点)の合格点 は622/1,000(62%)となっています。
スピーキングテストは1次試験の合否に関わらず、受験できる試験です。
何問間違えたら不合格?
1次試験は3割以上失点すると不合格になる可能性が高いです。 技能毎に1問あたりの比重は異なるので注意が必要です。
英検4級に受かる人・落ちる人の特徴
英検4級に受かる人・落ちる人にはどんな特徴があるんだろう?
受かる人の特徴
英検4級に合格する人には、「毎日コツコツと勉強できる」人が非常に多いです。 毎日単語を勉強し、英語を聞き逃さない耳を育てるために日常的に英語を聞く練習をすることなどが重要です。
特に、英語長文や放送英文で扱われる単語レベルが上がる4級では習慣的な学習で確かな単語力を身につけることが重要です!
落ちる人の特徴
反対に、英検4級に不合格となってしまう人の特徴としては次のような傾向があります
- 勉強が長続きしない 「3日坊主」の勉強をしてしまい、十分な勉強時間を確保できない
- 単語の知識があやふや 英検合格において最も重要な単語をしっかり覚えず、とりあえず過去問ばかり解いてしまう
- 受験の直前だけ対策する
- 問題を解いた後にきちんと復習しない 過去問や問題集を解いただけで満足してしまい、苦手な分野を放置してしまう人
(ドキッ!?)自分当てはまってるかも、、、
英検4級の試験の内容は?
英検4級の試験は一次試験(リーディング・リスニング)のみとなります。ライティングはありません。
また、申込者全員にスピーキングテストの受験資格が与えられます!
こちらは合否には関係はありません!
試験時間
一次試験
一次試験(リーディング・リスニング)の試験時間は65分です。試験から35分経過したところでリスニングの試験が始まります。
リーディング | 35分 |
リスニング | 約30分 |
スピーキングは約4分くらいですって!
試験内容
一次試験
技能 | 課題 | 課題の詳細 | 解答 形式 | 問 題 数 |
---|---|---|---|---|
リーディング | 短文の語句 空所補充 | 文脈に合う適切な語句を補う | 4肢択一 | 15 |
会話文の 文空所補充 | 会話文の空所に適切な文や語句を補う | 5 | ||
日本分付き短文の語句整序 | 日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並べ替える。 | 5 | ||
長文の内容 一致選択 | パッセージの内容に関する質問に答える。 | 10 | ||
リスニング | 会話の応答文選択 | 会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う (放送回数2回、補助イラスト付き) | 3肢択一 (読み上げ) | 10 |
会話の内容 一致選択 | 会話の内容に関する質問に答える (放送回数2回) | 4肢択一 | 10 | |
文の内容 一致選択 | 短いパッセージの内容に関する質問に答える (放送回数2回) | 4肢択一 | 10 |
場面・状況では、家庭、学校、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなどの出題が見られます。
話題としては、家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化などが主です。
試験の傾向
リーディング
リーディングは1~4の4つの大問で構成されています。 大問1では、「単語の定着度」が試されます。問題文の空欄に対して適切な単語熟語を選択する問題です。
大問2では、「文脈を正確に把握する力」が試されます。二人の登場人物の会話を聞いて、空欄に当てはまるセリフとして適切な短文を選択する問題です。
大問3では、「英文の正しい順序を理解する力」が試されます。日本語訳付きの短文について前半の単語を適切な順番に並び替えます。
大問4では、5級とは異なり「英文を正確に読む力」が試されます。評論文やEメールの文章に対して、正しく内容を理解して適切な選択肢を選ぶ問題です。
リスニング
リスニングでは、3つの出題形式が採用されています。 第一部では、イラストを参照しながら二人の話者による会話を聞いて、適切な応答を選びます。
第二部では、「質問と対話」を聞いて、「質問に対する答え」に対して適切な選択肢を選びます。 第三部では、「英文と質問」を聞いて、「質問に対する答え」に対して適切な選択肢を選びます。
試験時間は約29分です。また、放送英文の再生は2回行われますので、最後まで集中して聞く必要があります。
英検4級の対策法・過去問は?
リーディング
第1問では、「英単語・熟語の定着」と「基本的な英文を正確に和訳する事ができるか」が重要になります。 英検4級合格に必要な英単語は約1,200語です。 これらの単語について意味や品詞、スペルを覚えられるようコツコツと単語学習をしましょう。
第2問では、「空欄前後の文脈を正確に掴めるか」が重要になります。 本文全体を読み込んで全体の要旨を掴むことですが、特に注意する必要があるのは空欄の前後にある文です。 正しい選択肢を選ぶ際には、前後の文脈から最もよく当てはまる文章を考えるようにしましょう。
第3問では、「英文の正しい順序を把握できるか」が重要になります。 主語・動詞・目的語・補語がそれぞれどの単語に当たるのかを整理して回答しましょう。
第4問では、「本文の内容を正確に掴む力」と「問われている内容に対して該当箇所を正確に見つける力」が重要になります。 これらの力を身につけるために、毎日本文の音読を行うことをお勧めします。
音読をする際には、事前にわからない単語や訳せない文章は確認すること、自分が内容を理解できる速度は決して超えないことに気をつけましょう。
また、効率的に回答を終えるためには以下の手順で解き進めることがおすすめです。
- 問題文に目を通す 問題文を確認して、どのような内容が聞かれるのかを念頭に本文を読めるようにしましょう。
- 本文を読みこむ 先ほど確認した問われる内容を意識しながら本文を読解しましょう。 問題文の内容と重なる箇所が見つかったら重点的に読み込んで、正しい選択肢を導きましょう。
リスニング
リスニング問題は、英語を読むリーディングとは違って、音声だけで英語を理解する力が必要です。そこで、リスニング力を高めるためには、次の2つの段階でポイントを押さえましょう。
まずは、実際の試験問題に何度も取り組むことを心がけましょう。リスニングでは、短い時間内に正しい答えを選ぶ必要があります。そのため、過去の問題に何度も挑戦し、リスニングの形式やスピードに慣れることが重要です。
また、シャドーイング学習法を取り入れて、「聞く」力を養いましょう。リスニング力の中心は、放送された英文を正確に聞き取ることです。
毎日シャドーイングを行うことで、リアルタイムで意味を理解し、放送の速さに対応できるようになります!
シャドーイング学習法は、流れている音声に合わせて声を出す方法です。これにより、「リアルタイムで意味を理解する力」と「速いスピードに対応する力」を養うことができます。
実際に、シャドーイング学習法をやってみよう!
- 音声が流れ始めたら、話者の発音やリズムに合わせて声に出してみます。音声を追いかけるように、可能な限り同じタイミングで、同じ言葉を発音します。
- 音声の速さやイントネーションに合わせて、自分の声を調整します。初めは正確でなくても構いません。徐々に慣れていきます。
同じ音声素材を何度も繰り返し聞きながら、シャドーイングを行います。繰り返すことで、音声のリズムや発音を身につけることができます。
高得点を狙うためには、問題を解く際の正しい手順に慣れることが重要です。リスニング問題では、問題文を理解し、次に放送される音声に注意を向ける必要があります。失点を避けるために、次の手順を心がけましょう。
- 放送前に次の問題文を読んで内容を把握する。
- 放送中は問題文の内容を意識し、正しい選択肢を選ぶことに集中する。
- 次の問題の放送前に、問題文を再度確認する。
さらに、間違えた問題を復習する際には、以下の手順を心がけましょう。
- 間違えた問題の音声をもう一度聞きます。
- 聞き取れない部分があれば、音声を停止します。
- 放送された英文(スクリプト)を確認し、聞き取れなかった箇所を特定します。
- 聞き取れない箇所が英語の発音に原因がある場合は、シャドーイングを繰り返して慣れるようにします。英文を読んでも理解できない場合は、知識や読解力の向上に取り組みます。