英検3級の面接(2次試験)ってどんな試験なんだろう?裏技とかあるのかな?
予想問題とかもやってみたい!
この記事では、英検3級の合格者が
・英検3級の面接(2次試験)の概要
・落ちる人の原因・特徴
・合格ライン・合格率
・面接の流れ・コツ
・予想問題
・対策方法
など、紹介しているからバッチリ対策できるね!
英検3級の面接(2次試験)の概要
英検3級の面接は約5分ほどの試験で、パッセージの音読やイラストについての質問、受験者についての質問などがされます。
次の単語はよく出題されやすいから、しっかり覚えておこう!
- interesting 興味深い
- in the future 将来
- many kinds of~ たくさんの種類の〜
- use the Internet インターネットを使う
- plan to do 〜しようと計画する
- healthy 健康な
- enjoy ~ing 〜することを楽しむ
- around the world 世界中で
- a good way to ~ 〜する良い方法
- in many countries たくさんの国で
合格率・合格ライン
英検3級の合格率は90%以上、CSEスコア550点満点で、合格基準スコアは353点(64%)とされています。
「英検CSEスコア」は、CSE(Common Scale for English)の略で4技能の英語力を客観的に評価します。英検の合否はこのCSEスコアを元に決定します。
落ちる人の特徴や原因
落ちる人にはどんな特徴があるのかな、、、?
英検3級の面接試験で落ちてしまう受験生には、次のような特徴があります。
- 何も言えずに沈黙してしまう
英検の面接では沈黙が続いてしまうと、減点されてしまいます。 積極的に発言する姿勢を大切にしましょう。 - 回答と質問がずれている
たとえ正しい語彙や文法を用いて解答ができていても、問われている内容と関連していない場合は減点対象となる可能性が高いです。 困った時は聞き直して、何が問われているのかを正確に把握しましょう。 - 面接を受ける態度が悪い
英検の面接では質問に対する回答だけでなく態度にも得点が課せされています。 したがって、面接を受ける際は礼儀正しく、明るくハキハキと受け答えをしましょう。
英検3級の面接の内容・流れ・コツ
英検3級の面接は次のような問題が約5分間で実施されます。面接形式は面接官1名との個人面接で応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価されます。
問題 | 形式 | 問題数 |
---|---|---|
音読 | 30語程度のパッセージを読む。 | 1 |
パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える。 | 1 |
イラストについての質問 | イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する。 | 2 |
受験者自身のことなど | 日常生活の身近な事柄についての質問に答える。 (カードのトピックに直接関連しない内容も含む) | 2 |
身近なことに関する話題としては過去に、
- 携帯電話
- ラジオを聴く
- 読書週間
- 冬のスポーツ
- 朝市
- 四季
などが聞かれています!
面接の問題サンプル(予想問題)
問題カード
Enjoying Japanese Food
Japanese food is beautiful and delicious. When people eat it, they can feel the seasons of Japan. They can learn the spirit of Japanese people from Japanese food, so it is wonderful.Questions
Please read the passage silently for 20 seconds.
(20seconds later…)
Now, please read the passage aloud.
- Please look at the passage. What can people learn from Japanese food?
- Please look at the picture. What is the man going to do?
- How many chairs are there on the beach?
Now, M.r / Ms. — , please turn the card over.- What do you like to do when you are at home?
- Have you ever been skiing?
- Yes → Please tell me more.
- No → What are you going to do next weekend?
相佐先生!予想問題の解答例を教えてください!
記事の下部で、合格者の解答例を示しているから見てみてね!
面接の流れ・コツ
- 1入室
係員の指示に従い、面接室に入ります。 面接官の目を見て、元気よく「Good morning!」「Good afternoon!」 などと挨拶して入室しましょう。
- 2「面接カード」を渡す
面接官に「面接カード」を手渡します。 「Can I have your card, please?」などと尋ねられたら、「Here you are.」などと言って面接カードを渡しましょう。
- 3着席
面接官の指示に従い、着席します。 面接カードを渡すと「Please have a seat.」などと着席を促されます。 面接官を見て元気よく「Thank you.」と返して着席しましょう。
- 4氏名・級の確認・挨拶
面接官があなたの氏名とこれから受験する級の確認をします。その後、簡単な挨拶をします。
氏名の確認として、面接官より「May I have your name, please?」などと聞かれるので、「My name is (自分の名前)」と伝えます。
また、受験級の確認として、「This is the Grade 3 test, OK?」 などと聞かれるので、「OK」と返答します。 その流れの中で、「How are you today?」 などと簡単な挨拶もされます。 面接官の目をしっかり見て明るく「 I’m fine!」 などと返しましょう。
- 5「問題カード」を受け取る
面接官からパッセージ(文章)と1枚のイラストが印刷された「問題カード」が手渡されます。 面接官より「This is your card.」と言ってカードを渡されましたら、「Thank you!」などと答えて受け取ります。
- 6パッセージの黙読(20秒)
まず、パッセージ(文章)を黙読するように指示されます。黙読時間は20秒です。 面接官より「Please read the passage silently for 20 seconds. 」などと言われましたら、「All right! / OK!」 と返事をして黙読に取りかかりましょう。
- 7パッセージの音読
黙読後、面接官から音読するように指示がありますので、英語のタイトルから読んでください。 「Now, please read the passage aloud. 」と言われますので、「OK. 」と返事をしてタイトルから読み始めましょう。
音読に時間制限はありません。心を落ち着かせて、大きな声ではっきりと読みましょう。
- 8パッセージについての質問(No.1)
音読の後、面接官が質問しますので、答えてください。質問は、No.1からNo.5まで5つあります。「問題カード」のパッセージ(文章)やイラストに関する質問に答える際には、「問題カード」を見てもかまいません。
- 9イラストについての質問(No.2,No.3)
No.2は、イラストに関する質問です。イラストに描かれた人物が何をしているのかを答えます。面接官から、「Now, please look at the people in the picture.What is the man(woman) going to do?」などと問われます。「誰が」「どうしている」という内容を満たした英文をつくりましょう。
No.3ではイラストに書いてあるもの(椅子やテーブルなど)の数を聞かれます。多くの場合、複数あるので複数形で回答するのを忘れないようにしましょう。
- 10問題カードを裏返す
面接官から「問題カード」を裏返すように指示されます。これ以降は、「問題カード」を見ずに答えます。
- 11受験者自身の意見などを問う質問
問題カードの話題と関連のない内容について、あなた自身の意見を問われます。受検者自身についての質問です。「Have you ever~」のような経験を聞かれることが多いです。
例えば、「Have you ever been to a foreign country?」(あなたは外国にいったことがありますか?)という質問で、Yesと回答すると、「Please tell me more」と。Noと回答すると「What country would you like to visit?」のように深掘りされます。
- 12「問題カード」を面接委員に返す
試験が終了したら、「問題カード」を必ず面接官に返してから退室してください。 面接官から「This is the end of the test.」と言われて試験終了となります。 「Could I have the card back, please?」 などと言われますので、明るく「Here you are.」 と言って問題カードを返しましょう。
- 13退室
室後は、すみやかに会場から退場してください。控室に戻ったり、待機中の受験者と会話をしてはいけません。 面接官から「You may go.」などと言われたら、「Thank you. Goodbye.」 などと挨拶をして退室しましょう。 「Have a nice day.」 と声をかけられた場合は、「You too.」 などと、最後まで気を抜かず、明るいコミュニケーションを意識しましょう。
裏技・使える表現
パッセージを黙読する時
ピリオドやコンマ、For example や However などのつなぎ言葉に注意して、意味のまとまりを把握しておくと、音読がしやすくなります。
パッセージを音読する時
コンマやピリオドのあとには間をとって意味のまとまり毎に読むと採点官が聞き取りやすい音読になります。 知らない単語があっても、止まってしまったり、飛ばして読んだりせず、スペルから推測して堂々と読みましょう。
パッセージについての質問に答える時
質問のされ方は基本的に「What…?」もしくは「Why …?」の2通りです。 「What…?」と聞かれた時は、質問の最後2〜3語を集中して聞き取って、パッセージから答えを探しましょう。 What do some children enjoy doing?と聞かれたら、最後のenjoy doingに注目します。
そして、本文からsome children enjoy colecting comic books or dols, and some adults travel around the world ot find interesting things. という文をみつけて、 They enjoy collecting comic books or dolls.という回答を導きます。
「Why…?」と聞かれた時は、「Because〜」を文頭につけて答えましょう。答える内容は、so,by doing so, in this wayの前にあることが多いです。
No,2・No,3に答える時 イラストに関する質問は、イラスト内に吹き出しがあるかどうかによって質問内容が変わります。 吹き出しがある場合は、 「What is he/she going to do?」という先の展開を予測する質問が出されます。
吹き出しがない場合は、 「What is the man/woman doing?」というイラストで描写されている行動に関する質問がされます。
No,4・No,5に答える時
「理由1文+補足説明文(例など)1文」または「理由2文」の構成で答えられるとようでしょう。 特に、3級では「What kind of ~ do you like (to 動詞)?」と言うタイプの質問が高確率で出されるので要注意です。
便利な表現
英文が聞き取れなかった時、無言になってしまったり「I don’t know. 」などと答えてしまうと得点を上げることはできません。 落ち着いて1度聞き直すようにしましょう。
「Could you say that again?」 「Pardon?」 などと言ったフレーズでもう一度問題文を読んでもらったり、説明してもらうようにしましょう。
こうした聞き直しは、本当は聞き取れていても答える内容が思いつかない時の時間稼ぎとしても有効です。 ただし、聞き直しが不自然に行われたり、くり返し行われたりした場合は、減点の対象になりますのでご注意ください。
予想問題 解答例
解答例
- Please look at the passage. What can people learn from Japanese food?
ーThey can learn the spirit of Japanese people (from Japanese food).- Please look at the picture. What is the man going to do?
ーHe’s going to send a message to his friend.- How many chairs are there on the beach?
ーThere are four (chairs) (on the beach).- What do you like to do when you are at home?
ー I like to play with my dog.- Have you ever been skiing?
- Yes → Please tell me more.
ーI go skiing every winter.- No → What are you going to do next weekend?
ー I’m going to go to a festival.
英検3級の対策・勉強法
英検3級の面接対策はどんなことをすればいいのかな〜
おすすめ参考書
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対策法・勉強法
3級のスピーキングでは、問題全体を通して重要になるポイントと各形式毎に重要なポイントがああります。 まず、問題全体を通して重要なのは「自信を持って、堂々と、はっきりと話す姿勢」です。
過去問や教材を使って練習する際から、挨拶から明るく、面接官が聞き取りやすい声で話せるように気をつけましょう!
次に、質問に対して自分の意見と理由を問題では、自然な流れで発言する対応力が重要になります。 まず、問題文を見てから沈黙にならないかチェックしましょう。
- 自分で質問を読んでから5秒以内に答え始める練習をしましょう。
- 練習が終わっから必ず模範回答を見て、回答の構成や内容を振り返りましょう。
この上記2つを徹底した上で、模範回答を音読して自然に回答を話す練習を繰り返しましょう。